最近、職場で使っているWindows 11のPCが、起動時だけ異常に遅くなりました。
電源を入れてからデスクトップが表示されるまで時間がかかり、表示されたあともしばらく反応が鈍い状態です。
ただし、一度起動が終わってしまえば、そこまで遅くありません。
PCが遅いと、すぐに「初期化した方がいいのか」「買い替え時なのか」と考えてしまいますが、初期化するとソフトの再設定やデータ移行が必要になります。
できれば初期化は避けたい。
そこで今回は、Windowsのタスクマネージャーを使って原因を確認し、スタートアップアプリを見直してみました。
結果として、PCを初期化することなく、起動時間をかなり改善できました。
起動後のPCの状態を確認してみた
まずは、キーボードの
Ctrl+Shift+Esc
を押して、タスクマネージャーを開きました。
起動が落ち着いたあとの使用状況は、次のとおりです。
- CPU:9%
- メモリ:26%
- ディスク:2%
- ネットワーク:0%

CPUやメモリ、ディスクの使用率は、それほど高くありません。
常にPCが重いのであれば、メモリ不足やディスクの故障なども考えられます。
しかし今回は、起動後は普通に使えていました。
そのため、PCそのものの性能不足というよりも、Windowsの起動時に複数のソフトが一斉に動いている可能性が高そうです。
BIOSの起動時間は正常だった
タスクマネージャーの「スタートアップ アプリ」を開くと、画面右上に「直前のBIOS所要時間」が表示されます。
今回のPCでは、BIOS所要時間は6.2秒でした。
この数字は特別遅いものではありません。
つまり、電源を入れてからWindowsが動き始めるまでではなく、Windowsが起動してからの処理に時間がかかっている可能性があります。
スタートアップアプリを確認
タスクマネージャーの左側にある「スタートアップ アプリ」を開きました。
ここでは、Windowsの起動と同時に自動で立ち上がるソフトを確認できます。
一覧を見ると、「スタートアップへの影響」が「高」になっているアプリがいくつかありました。
今回、特に気になったのが次の3つです。
- figma_agent
- Steam
- PfuSsMon
Steamは、PCの起動と同時に自動で立ち上がる設定になっていました。
毎日すぐにゲームをするわけではないため、Windows起動時に立ち上げる必要はありません。
Figmaも同様です。
必要になったときに自分で起動すればよいため、常時自動起動させる必要はありません。
PfuSsMonは、ScanSnap関連の常駐ソフトです。
スキャナーを使うために必要なソフトですが、Windowsの起動時から常駐させなくても、使用状況によっては問題ありません。
不要なスタートアップアプリを無効にした
今回は、次の3つを無効にしました。
- figma_agent
- Steam
- PfuSsMon
無効にする方法は簡単です。
タスクマネージャーの「スタートアップ アプリ」で対象のアプリを選び、右クリックして「無効化」を押します。
ここで無効にしても、アプリ自体が削除されるわけではありません。
必要なときには、スタートメニューやデスクトップのアイコンから普通に起動できます。
あくまで、Windowsの起動と同時に自動で立ち上げないようにする設定です。

再起動した結果
3つのスタートアップアプリを無効にしたあと、PCを再起動しました。
すると、起動時間がかなり改善しました。
以前は、デスクトップが表示されても操作できるようになるまで待たされていましたが、変更後は比較的早く使い始められるようになりました。
PCの部品を交換したわけでも、Windowsを初期化したわけでもありません。
スタートアップアプリを3つ無効にしただけです。
今回の症状については、起動時に複数のアプリが同時に立ち上がっていたことが、遅さの原因の一つだったと考えられます。
何でも無効にするのは注意
スタートアップアプリは、何でも無効にすればよいわけではありません。
次のようなものは、よく分からない状態で無効にしない方が安全です。
- ウイルス対策ソフト
- Windowsセキュリティ関連
- 音声ドライバー
- タッチパッドやマウスのドライバー
- グラフィック関連ソフト
- 業務で常時使用するソフト
今回のPCにも、ESETやWindowsセキュリティ、Realtekの音声関連ソフトがありましたが、これらは残しました。
アプリ名だけでは判断できない場合は、無理に無効にせず、ソフト名を調べてから判断した方がよいと思います。
起動時だけ遅い場合は初期化前に確認したい
PCが遅くなる原因は一つではありません。
HDDを使用しているPCであれば、SSDへの交換で大幅に速くなる場合もあります。
Windows Updateやウイルスチェック、ネットワークドライブへの接続待ちが原因になることもあります。
ただし、
- 起動時だけ異常に遅い
- 起動後は普通に使える
- CPUやメモリの使用率は高くない
という場合は、まずスタートアップアプリを確認してみる価値があります。
初期化や買い替えをする前に、自動起動している不要なアプリを減らすだけで改善するかもしれません。
まとめ
今回は、Windows 11のPCが起動時だけ異常に遅かったため、タスクマネージャーからスタートアップアプリを確認しました。
スタートアップへの影響が高かった、
- figma_agent
- Steam
- PfuSsMon
を無効にして再起動したところ、起動時間がかなり改善しました。
PCが遅いと、すぐに初期化や買い替えを考えてしまいます。
しかし、起動時だけ遅いのであれば、原因は自動起動するアプリかもしれません。
初期化は手間がかかります。
まずはタスクマネージャーを開き、不要なスタートアップアプリがないか確認してみてください。
